2023年11月21日火曜日

絵本『竹の谷のつる』が完成!
     開港社発行、河出書房新社発売2023年11月10日)です。
     人と牛が一緒に生活し、家に帰れば同じ屋根の下で生活し、           家族のように牛と暮らした時代のお話です。
        絵本制作に直接関わった方々と記念撮影
               (完成披露会/11月12日、岡山県新見市)
      制作を依頼した新見市(岡山県)の市長、教育長や制作に協力してくれま       した大学の先生、竹の谷蔓牛活用推進協議会の方々です。
       原画を、子どもの目線で展示しました。
       親子が駆け足してる場面に誘われて、走り出しました。

2023年10月12日木曜日

然別湖畔を散策しました。
       9月下旬、東雲湖を目指し然別湖畔を歩きました。
        途中、目を奪われたのが、色彩鮮やかなキノコ類。
   おそらく、間違って食べると死ぬことにもなりかねない毒キノコでしょう。
        湖畔の茂みの枝葉が、騒がしく揺れています。シマリスです。
             数mの至近距離。「僕は、ここだよ!」とアッピール。
       5㌔ほど歩き ようやく東雲湖に着きました。
    この湖は北海道三大秘境の一つです。周辺は高山植物が被う凍土地帯。 
            エゾオヤマリンドウが咲いていました。
   帰える準備をしていると、すぐ近くで「ピチッツ!」と元気な鳴き声が。
         ナキウサギです。心が和む散策になりました。ありがとう!  

2023年5月5日金曜日

新緑のペケレベツ岳
                 (日高山脈/撮影5月3日)
     5月初旬のペケレベツ岳(北日高)です。
     私のアトリエ近くの牧場です。
     アトリエのある清水町は、酪農の町。
     牛の数は約5万頭で、町の人口の5倍、
     生乳の生産量は道内3位です。
        牧場の片隅に小さな牛舎が並んでいます。
        よく見ると、子牛がうずくまっています。
        白と黒のホルスタイン種のようです。
        茶色のジャージー種の子牛もいます。
     生まれたばかりの、子牛たちは、母牛を知りません。
     設置された哺乳瓶でおっぱいを吸います。
     でも、ひとりぼっちではありません。
     いっしょにかけっこはできませんが、
     スキンシップはなんとかできます。
ところで、道内の酪農は大変なことになっています。
搾りたての生乳は一部廃棄され、手塩にかけた子牛は価格さえもつかないことも。 飼料も高騰しています。
のどかな牧場風景の維持が問われています。

2023年4月13日木曜日

原画展&お話会の御案内
札幌市では4年ぶりの開催です。
2023年4月22日(土)
場所は、りとるわんとホワイトストーン
(白石区本郷通6丁目南2−1リラハイツ本郷通1階)
主催:しくみ研究所(090-9086-0081)です。
主催者の皆さん、開催の準備 ありがとうございます。
こどもたちもふくめ出会い、再会をとても楽しみにしています。
原画展では『どさんこうまのふゆ』(ベネッセ/1991年)
     『なきうさぎの山』(偕成社/2021年)の原画を展示します。
絵本の主人公 生まれたばかりの子うま(どさんこうま)&子うさぎ(なきうさぎ)を紹介します。
(撮影/1988年北日高オダッシュ山麓) 生まれて24時間経っていません。4月下旬、野外で自然出産しました。 どさんこうまは,野生馬。人の力は必要ないです。
親からはなれ独立したばかりの子うさぎです。 朝から食料の備蓄活動、子どもなのによく働きます。 (撮影/2017年東大雪東ヌプカウシヌプリ山)

2023年4月4日火曜日

ど根性フキノトウ
             (雪に覆われたペケレベツ河川敷にて)
3月25日の早朝です。
雪のなかからフキノトウや福寿草がかおを出し始めまています。
よく見ると このフキノトウ 雪だけでなくアスファルトを押しのけかおをだしています。元祖『ど根性大根』を思い出しました。
     十日ほど過ぎた今日(4月4日)の『ど根性フキノトウ』です。
     押しのけるというより アスファルトを周辺に 蹴散らしています。
     春の生命力のすごい息吹に出会い 元気をいただきました。

2023年3月24日金曜日

しあわせのとき
いつもお母さんといっしょ
(和牛の元祖竹の谷蔓牛の牧場にて/岡山県新見市)
                  (「こぐまの森」偕成社)
アトリエ(北海道十勝)近くの牧場です。
道内の子牛は、お母さんをしりません。
生まれたときからひとりぼっちです。
おっぱいは、小さな牛小屋(子牛一頭用)の哺乳瓶から飲んでいます。
お母さんといっしょに駆けっこしたり、おっぱいを飲んだり
北海道の牧場にはない光景です。

2023年3月14日火曜日

疲れた体を癒す
『鳴滝』(岡山県新見市菅生)で和牛たちが、疲れた体を癒すこともあっただろうと思い制作しました。
           『鳴滝』(なるたき) 2022年11月撮影
用郷林道『七曲がり』で荷物を運ぶ和牛です。
この石積みのつづら折り林道は、高低差のある難所を超えるため明治時代に建設されました。
この時代、和牛は立派に運搬の仕事を担っていました。『鳴滝』は、すぐそばにあります。

2023年2月11日土曜日

‘竹の谷蔓牛’誕生の地
岡山県新見市神郷町釜村(江戸後期の地名は備中国阿賀郡釜村痣竹の谷)の風景です。
そこで日本最古と言われる‘竹の谷蔓牛’が誕生しました。現在、蔓として再構築、保存維持に努められている地です。
    千屋ダム(新見市)からの絶景に息をのみました。
    そこは、日本農村の原風景が広がっていました。
    千屋ダムに、碁盤に乗る千屋牛(新見市)のブロンズ像があります。
高度に調教されたこの碁盤乗りは、人と信頼関係を築けられる牛であることを証明しています。            (画材は、3点ともトンボの色鉛筆)

2023年2月5日日曜日

 和牛が主人公であった時
     かつて、和牛は家族の一員でした。
  同じ屋根の下、お母さんは、こどもたちや牛の世話におわれていました。
     当時の様子を知る貴重な写真を手がかりに、制作しました。 
     写真が普及していない時です。
     子どもたちみんなヨソユキの硬い表情です。
     成長している子牛たちを 子どもたちが優しく見守っています。
 
                 (写真/竹の谷蔓牛活用推進協議会提供)

2023年1月1日日曜日

                   (十勝川河畔にて)
あけましておめでとうございます。
2023年を迎えました。
みなさんが 笑顔で過ごせる世界を! と願っています。 
本年もよろしくお願いいたします。 
              ほんだ てつや    

2022年12月18日日曜日

26年目の一日美術館(滋賀県〜長崎県、一万キロの旅より)
      行きは、小樽港から舞鶴港まで約21時間の航海。
      新日本海フェリー「はまゆう」(15,400t/222,5m)に乗船。
      帰りは、名古屋港から苫小牧港まで2泊3日、40時間の航海。
      太平洋フェリー「きそ」(15,795t/199,9m)を利用しました。
12月中旬、西日本での原画展の旅を終えました。
今年の一万キロの旅は、11月9日の絵本制作のための現地取材(岡山県新見市)からスタートし,その後、長崎県、山口県、岡山県、滋賀県の8カ所で一日美術館、ワークショップを開催しました。
コロナ禍の影響で、多くの方々と4年ぶりの再会。そして、たくさんの子どもたちとの出会いがありました。準備されました主催者の皆さん、ありがとうございました。
以下、一日美術館の様子です。
展示にコンサートに素晴らしいイベントドームが会場でした。
(長崎県佐々町さざなみ保育園)
花々につつまれた 〈BASE CAMP IKEDA〉では、百名近い子どもたちに手描きのイラストをプレゼントしました。
(長崎県大村市池田保育園)
                      (写真提供/宇部日報社)
二俣瀬小学校、八年ぶり2度目の訪問でした。
(山口県宇部市立二俣瀬小学校)
                      (写真提供/写真家の松居直和さん)
絵本による街づくりの会(滋賀県高島市)のみなさんと4年ぶりの再会。
今回は,子どもたちの他に、お孫さんたちのいるおじいちゃん、おばあちゃんも多数参加。 お絵かき会では、 忘れていた子ども時代を体現しました。
(岡山県新見市立上市小学校)
楽しいお絵かき会。ネコを描いてみました。
今年も、子どもたちもふくめ多くの方々との出会いと再会がありました。
みなさんとてもお元気で嬉しく思いました。
みなさんありがとう! どうぞ、よい年をお迎え下さい。
               ほんだてつや